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| 1. |
古典 さらし
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三絃 |
西潟昭子・野澤徹也・ 玉木陽子・浅野 藍・中 香 里 |
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箏 |
吉原佐知子・野澤佐保子・松本京子・石橋侑佳・ 五 十嵐恵 |
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京都宇治川における布晒しを題材にした古曲。
北沢 勾当の原曲を元に、深草検校が手事物として補作したとみられる。合の手 ( 短い間奏 )を挟んで次々と宇治川に因んだ歌詞が連続するもの で、当初は別々の歌で
あったものをつなぎ合わせた ものとも考えられる。終盤に至って手事 (長い間奏 ) となり、「ミシドシ」の モチーフを次第に発展させていく趣向で、器楽的な聞かせどころとなる。この主題は川と布晒しを表すものとして様々な曲にも引用され、長唄の「越後獅子」もその一例である。なお、山田流ではより即興
的演奏も盛り込んだ「新ざらし」もしばしば演奏される。 ( 歌詞 ) 槇の島にはさらす麻布、賤が仕業に宇治川の、波か雪かと白妙に、いざ立ち出て、え布をさらさう。[
合の手 ] 鵲の渡せる橋の霜よりも、さらせる布に白みあり候。[合の手]なうなう山が見え候、朝日山に霞たなびく景色は、たとへ駿河の富士はものかは、富士はものかは。[
合の手 ]小島が崎に寄る波の、小島が崎に寄る波の、月の光を映さばや。月の光を映さばや。[ 合の手 ]見渡せば、見渡せば、伏見竹田に淀鳥羽も、いづれ劣らぬ名所かな、いづれ劣らぬ名所かな。[
合の手 ]立つ波は、立つ波は、瀬々の網代に障へられて、流るる水を堰止めよ、流るる水を堰止めよ。[ 手事 ]所がらとてな、所がらとてな、布を手ごとに、槇の
里人うち連れて、戻らうやれ賎が家へ。 |
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| 2. |
讃歌 |
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沢井忠夫作曲 (1978)
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箏 |
石垣清美
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沢井忠夫 (1937-1997) はその卓越した演奏と多彩な作品によって知られる。この曲は大きく三つの部分からなるが、その題名について作曲者は自然の美、人間の愛、芸術の深さにより心の中に生まれるもの
と説明している。特に若手の演奏家たちから流派を超えて人気のある曲で、それは箏を知り尽くした作曲者にしか成し得ない、弾く喜びと作品の完成度の高さによるものであろう。多くの後進を育てた作曲者の高弟である石垣清美の演奏は、この曲の真価を高めてくれるに違いない。 |
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| 3. |
風聞草 |
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石垣征山作曲(1985) |
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三絃 |
西潟昭子 |
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十七絃 |
石垣清美 |
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尺八T |
三橋貴風 |
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尺八U |
山口賢治 |
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石垣征山は山本邦山門下の逸材として演奏、作曲に活躍したが 2002 年に惜しくも急逝。現代邦楽 研究所の創立時から講師としても尽力した。曲名の風聞草とは荻の別名。荻はイネ科ススキ属で、その風になびく様子からこの名があると
思われる。作曲者は言葉の響きのイメージと映像的イメージを重複させたものと説明している。前半の自由な雰囲気に続き、陰旋法によるリズミカルな後半は秋祭りの風景をも想い起こさせられる。 |
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| 4. |
ディストラクションVII~三絃と十七絃の為に~ |
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松尾祐孝 作曲(2001) |
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三絃 |
西潟昭子 |
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十七絃 |
石垣清美
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この作品は、西潟昭子氏からの委嘱にお応えして2001 年に作曲したものです。室内楽の分野でのライフワークとして、主要な楽器とピアノとのデュオ作品群
<ディストラクション> シリーズを書き続けていますが、その中で第5作(尺八と二十絃箏)とこの第7作が、特に邦楽器の組み合わせに なっています。この曲の音楽は、極端に限定された書法による三絃
と十七絃が空間に音響の波紋を生成していき、やがて束の間の自由を獲得して縦横無尽に駆けめぐろうともしますが、再び音細胞の増殖に巻き 込まれていく
、という構成になっています。西欧楽器と同様のメカニカルなアンサンブルが要求される難曲です。2001 年の初演と同じお二人の素晴らしい演奏者=西潟昭子氏と石垣清美氏に演奏していただける今夜の貴重な機会を、作曲者
としても 大いに楽しみにしております。 (松尾祐孝) |
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| 5. |
箏と三味線と邦楽器群のための協奏曲 |
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秋岸寛久 作曲<委嘱初演>(2010) |
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独奏三絃 |
西潟昭子 |
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独奏箏 |
石垣清美
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三絃T |
野澤徹也・中 香里・ 大友美由奈 |
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三絃U |
玉木陽子・浅野 藍・杵家光孝 |
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箏I |
野澤佐保子・五十嵐恵・丸山瑠美 |
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箏II |
吉原佐知子・西琴美・鈴木理恵・君澤朱野 |
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十七絃T |
松本京子・谷富愛美 |
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十七絃U |
石橋侑佳・産形典子 |
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この作品の構想段階で、箏と三味線の合奏の中で、同じ楽器の独奏をどう扱うか、という点に頭を悩ませました。まず、「ソロ」はあくまでも「ソロ」であって、「合奏のリーダー」にはしたくないと考えたのですが、その各ソロと合奏群の対比、ソロお二人のアンサンブル、そしてそのアンサンブルと合奏群の関係などをあれこれと考えながら作曲を進めていくのが、楽しくもあり、難航した部分でもありました。合奏群も単なる伴奏ではなく、各パートが独自性を保ってアンサンブルの魅力を表現し、ソロ群と対等の立場を持っています。深刻なところのない快活な音楽です。お楽しみください。初演していただける西潟さん、石垣さん、洗足音大の皆様に感謝いたします。
(秋岸寛久) |
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| ■日 時 |
2010年10月27日(水)19時開演(18時30分開場) |
| ■会 場 |
国立劇場 小劇場
東京都千代田区隼町4-1
半蔵門駅(半蔵門線) (1)出口より徒歩5分
永田町駅(有楽町線・半蔵門線・南北線) (4)出口より徒歩8分 |
| ■入場料(全自由席) |
3,000円(一般)
2,000円(ルフラン会員 三味協会員)
1,000円(学生 現邦研研究生) |
| 主催 |
洗足学園音楽大学 現代邦楽研究所 |
| 後援 |
(財)日本伝統文化振興財団 NPO 法人現代三味線音楽協会 |
| 司会 |
森重行敏 |
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